小学校に入学して約3ヶ月が経とうとしています。
ある日の朝突然小学校1年生の長男が「学校に行きたくない!」と言い始めました。
これまでもたまに「学校嫌だ」と言うことはありましたが、ここまで頑なに嫌がるのは初めて。
泣いて暴れて嫌がる息子をなだめて説得して1時間
登校できるまでに我が家で行った対応を記録しておきます。
小学生の登校拒否。息子が登校できるまでにした対応

登校拒否、と言っても1日のうちに解決できているのですがその時は「このまま学校へ行けなくなるんじゃないか」と冷や汗が出ました。
理由を聞いても「学校つまらない!行きたくない」と言うばかり…
さすがに「つまらないから行きたくない」と言う理由で「はいそうですか。じゃあ休もうね!」なんて言えません。

ちゃんと説明しなさい!じゃなきゃ休むことは認められない
と言うと泣きながら息子が言いました

先生に叱られる!
話を聞いてみると前日学校で先生に何度も叱られたのが原因のようでした。
確かに昨日は連絡帳を忘れたようで先生にコピーしてもらった連絡帳に予定を書いていた。そして宿題も持っていくのを忘れたようで私が確認した時には連絡袋に前日の宿題が入れてあった。
忘れ物が原因かな?と思って話をするけどそれでも埒があかない…ひとまず登校班の元へ行き「気分が悪いから送っていくね」と伝えに走る。
その間夫が対応していたけど帰宅しても長男はまだ泣いたままだった。
対処その1:学校へ連絡し相談
とにかくこのままでは登校時間に間に合わないので学校に連絡を入れつつ担任の先生に昨日のことを確認した。

学校に行きたくないと登校を渋っています。
昨日叱られたからだと言うのですが、忘れ物以外でどのような内容で叱られましたか?
心当たりのある内容以外にどんなことで叱られたのかを聞きました。
担任の先生からの回答は
体育の授業で自分勝手な行動があり、本人も周囲の児童にも危険があると判断したので強めに指導しました
とのことでした。
強めの指導というのがどの程度のものかはわかりませんが、原因はまず間違いなくこれでしょう。
担任の先生からは「本人と話せますか?」と聞かれましたが、電話での会話も完全拒否。嫌だと暴れるばかりでした。

ひとまず再度話をして、登校できそうなら学校に送っていきます
そう電話を切りました。
本人が話したがらなかった内容が聞けただけでも大収穫です。
対処その2:本人の不安を取り除く説明
電話を切った後、長男の元へ行き先ほどの電話の内容を伝えました。
・昨日は危ないことがあったから先生は強く叱った
・普通のことで強く叱ることはない
これを伝えただけでも本人の気持ちはだいぶ落ち着いたようでした。
本人はいつも通り過ごしていた(きっとふざけていた)だけなのになんであんなに叱られたのか!と言うことが理解できていなかったんだと思います。
幼稚園のように丁寧に説明し、気持ちが落ち着くまで付き合うなんて小学校ではしてくれないですもんね。幼稚園その辺かなり手厚かったな…
対処その3:先の心配をなくすための行動
叱られる原因を少しでもなくすために、忘れ物がないように一緒に確認作業
ランドセルの中身を一度全部出し、1つずつ時間割や連絡帳と照らし合わせて息子とともにランドセルにしまいました。
「これで忘れ物はない」と思える状況になって、少しずつ長男の表情が戻りました。
対処その4:本人の好きに合わせてプラスアルファの話をする
体育の時間に怒られた原因を本人に再度確認すると

話を聞いてなかったから…
と教えてくれました。
そんな長男アニに私はこんな話をしました。
先生はアニくんに危ないこと、大切なこと、いろいろなことを教えてくれる存在なんだよ。説明書みたいなもんだ
アニはゲームのいろんな技を説明読んだり、youtube見たりして覚えて上手になっていったでしょう?
先生は学校生活でいうところのその存在だよ。
先生は説明書で攻略本
この説明は間違ってる!とは思うんだけど、長男はこの説明でやけに納得して顔が明るくなりました。
「先生の話はyoutubeの声か…」みたいなことを言いながら、自分の中で先生という存在のポジションを少し確立できた感じでした。
先生には絶対こんな話しないでね…(口止めした)
私が言いたかったのは、先生は敵じゃなくて味方だってこと。
困った時は頼って、わからないことは聞いて、どんどん凄いこと教えてもらって吸収しなさい!とそれだけ伝えました。
もちろん味方ばかりじゃない、敵になる先生だっているけど…今年の担任はちゃんと味方になる先生だと思っているので。現段階ではその辺の話はしませんでした。
登校拒否していた息子はすっきりした顔で小学校へ
心配していたことが晴れたからか長男はケロっとした態度で小学校に向かいました。
校門をくぐり、昇降口で上履きに履き替えて、ウサギ小屋の話なんかをしながら渡り廊下を渡り、教室に着くと…私のことなんてガン無視して教室に入り、照れ臭そうに席に着きました。

え?あ、もういいの??
教室前でモジモジして先生に話をしながら引き渡す気持ちで学校に来た私は、教室に入られてしまうとどう行動していいかわからず…静かに学校を去りました。
声かけておくべきでしたね…私も気持ちが追いつかなくて失礼しました、先生
その日の夕方担任の先生から電話がありましたが、学校では先生を怖がることなく笑顔も見られて安心したとのことでした。
そして休み中に念押しで伝えて欲しいことを頼まれました
先生は、危険な時・誰かの悪口を言ったり意地悪をした時・忘れ物がよほど酷かった時以外は強く叱ることはない
だから安心して。ということ
そして、先生が強く叱る時は危ないことをしてしまった時、意地悪なことをしている時だということ。
先生が強く叱る時は非常事態なんだよということも話しておきました。
「学校がつまらない」対策
そう思ってしまったなら仕方がない。だって私がそういう人間だったから。
無理に学校楽しいよ〜いいよ〜!なんて言えなくて、長男をどう学校に行かせるかでとても困りましたが…学校がどんなところかなんて置いておいて、不安の目や心配事をなくしてあげればいいかなと思っています。
ただここで「つまらないから行きたくない」と本気でなってしまっては、もう何も楽しめない人間でしかない気がするのでその考えだけは改めさせたいなと思った。
私は学校はつまらなかったが、その先の未来は楽しみだったから学校に行けた。
長男アニにもそんな小さなきっかけや動機が「つまらない」を少しだけ上回るぐらい築けるといいな。
登校拒否、我が家が抱える課題
叱られた内容がすんなり私に話せていれば、きっとここまで大変なことにはならなかった気がしています。
これは「先生に怒られる!」というもの以上に「お母さんに怒られる!」と言う考えで動いてしまっているんだろうなと思います。
なんでも話せる家庭。
憧れなんだけどなかなか難しいです。
もっともっと子どもたちと話して、私との垣根もなくしていきたいな